2018/05/10

ダンス・ダンス・ダンスール(9)



『ダンス・ダンス・ダンスール』9巻を読んだ。

ジョージ朝倉さんのマンガとは、相性がよくない。
『溺れるナイフ』なんかはとくにそうだったんだけど、
おもしろいとかおもしろくないとかじゃなくて、
単に、個人的に、相性の問題で、素直に楽しめない。

相性がよくないだけで、おもしろい、と思う。

まあ、この「相性がよくない」というところも、
深く考えてゆくと、単純な相性なんかではなくて、
自分がどういう人間で、何をどう見ているとか、
そういったところに関わっていて、
ようするに、自分が見たくないところ、見るのがつらいところが、
バシッと鮮烈に描かれているものだから、
正視できない、ということだったりして、興味深いんだけど。

でも、この『ダンス~』は、ふつうに楽しめている。
男性誌向けに描かれているマンガだから、というのは、
大いに関係しているだろう。

まあ、バレエのお話なので、男性、そこまで興味あるかな、
やっぱりけっこう、女性が読んでるんじゃないかな、
と思ったりはするけど。

ジョージ朝倉さんは間違いなくすばらしい作家さんなので、
ウォォーと悶えないで楽しく読めるというのは、
僕にとっては、大変ありがたい。

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